木村拓哉主演のドラマ「HERO」(フジテレビ系)が初回26.5%好調なスタートを切った。
「第2話は19.0%と数字を落としましたが、想定内です。単発ドラマや劇場版もありましたが、連続ドラマとしては13年ぶりですからね。第1話を観て『前と違う』とそっぽを向く視聴者は必ずいるわけです。やはり人気の秘訣は木村拓哉演じる久利生公平のキャラクターでしょう。あれは木村くんにしかできません。とはいえ、ただ木村くんが凄いというわけではないんです。プロデューサーを筆頭に、平野眞さんたち演出陣や脚本の福田靖さんを含めて、全員が木村くんを認めた上でその個性を考え、彼がハマる役を作り上げた。それを木村くんもわかっていますから、スタッフの事を尊敬してますよ。一部報道にあるような『キムタクがスタッフに横暴で口を出す』というような事はありません」(テレビ局スタッフ)
また、今作では北川景子が起用され、時々、元ヤン言葉が出てくるキャラクターがハマっていると話題だ。テレビ局スタッフが続ける。
「北川さんの場合も同様です。個性を活かした役作りをしました。彼女は演技が上手とは言えませんが、役柄によってはなかなかいい味を出すんですよ。演出の平野さんは、北川さんが出演した『月の恋人~Moon Lovers~』(2010年)、『独身貴族』(2013年)でも担当してますからね。それに妻は女優の江角マキコ。女優の個性を活かす演出方法は得意なわけです。北川さんは仕事にのめり込むタイプなので、細かい部分までスタッフに確認しながら大真面目に役作りをしていますよ」
今作は第1期の頃に高校生だった渡辺プロデューサーが担当している。優秀な制作陣に新しいスタッフとキャストが加わり、果たして前作を超えられるかどうか? 今後も目が離せない。