HKT48の指原莉乃が、8月11日に「逆転力~ピンチを持て~」(講談社刊)で作家デビューする事が発表された。今年の総選挙では渡辺麻友に敗れ連覇を逃したものの、今もなおグループ屈指の人気を誇っている。
「歌、ダンス、ルックスがイマイチながら、オタクで男っ気のなさがファンの共感を呼び、2009年の27位から19、9、4位と毎年順位を上げていきました。しかし、2012年の総選挙後に男性スキャンダルが発覚。AKBからHKTへ移籍したりと窮地に立たされたものの、逆に人気を上げ、翌年1位に輝いたんです。支持された理由の一つは、アンチが出てきた事。それまで指原は多少のアンチはいても、他のメンバーのファンからすると相手にする程の存在じゃなかった。それが2012年の4位とスキャンダルでアンチが増え、その影響でファンが『指原を守ろう』と結束したのが大きいですね。それにHKTをここまで成長させた功労者という意味で評価しているファンも多いですよ」(週刊誌記者)
まさにピンチを逆転の力に変えたというわけだが、彼女が人気者になった理由は先輩たちの存在も大きいという。
「指原はヘタレキャラを気に入った太田プロに声をかけられ、2010年から所属しています。移籍後、土田晃之、劇団ひとり、有吉弘行といった事務所の先輩達が彼女を気に入り、自分の出演する番組などで指原の話題を出す事がよくありました。スタッフとの打ち合わせでも彼女の事をさりげなく褒め、それらが指原のイメージアップに貢献した事は確かだと思います。それに、指原は挨拶を欠かさず、研究を重ね、求められてる以上の成果を出そうとする。そういう姿勢がスタッフや事務所の先輩に気に入られ、テレビなどで起用されたのが大きな勝因でしょうね」(芸能関係者)
近頃、「スタッフへの態度が大きい」などといった報道もされているが、躍進の陰に先輩たちの後押しがあった事を、彼女は忘れてはならない。