WBCワールド・ベースボール・クラシック5連勝でアメリカ・マイアミに乗り込み、メキシコ代表と決勝進出を懸けて戦う日本代表。下位打線にいる巨人・岡本和真の発言に、批判の声が噴出したのだ。
本大会が始まってもなかなかいいところを見せられずにいた岡本は、3月16日のイタリア代表との準々決勝で、ようやく本領発揮。3ランを含む2安打5打点と、伝統球団の4番の意地を見せて、5大会連続のベスト4進出に貢献した。
試合後にはヒーローインタビューに呼ばれたが、なんとそこでの受け答えは「最高です」のみ。ファンは冗談めかしている岡本に大笑いしたが、インタビュアーの質問への返答にまるでそぐわない内容だったこともあり、球界OBからは厳しい声が上がったのだ。
球界の重鎮・広岡達朗氏は一部ネットサイトの取材に、
「なんだアレは。もっとちゃんと話すべき」
と辛口評論家らしく、バッサリ斬った。別の巨人古株OBも、
「なぜあの場でふざけているんだ。けしからんヤツだ」
相当な剣幕で怒っていたという。
ところが巨人はこれを商機と捉え、3月18日にTシャツ、フェイスタオルに「最高です」と書かれたグッズを受注生産で販売すると発表。流行りに乗っかるか、野球を冒涜していると批判するのか。賛否両論は真っ二つだが、全ての雑音を、結果を残して封じたいところだ。