電気代やガス代、さらには食料品の値上げで日本中から悲鳴が上がっている。小遣いの減額を言い渡された世の中高年世代のために、スマホひとつで始められるカンタン副業を紹介しよう。
「近年は個人でネットニュースを配信したり、YouTubeチャンネルを開設するケースが増えています。それに伴ってニーズが増えているのが写真素材。写真を買いたい人と売りたい人をつなぐストックフォトサイトが盛り上がっているんです。今はスマホのカメラの性能も上がっているので、わざわざプロ用のカメラがなくても写真販売ができる。副業として注目を集めているんです」
こう話すのはネット副業に詳しいITライター。続けて、こんな実例を挙げる。
「旅好きで全国の観光地を回る知人が試しに登録して、写真をアップしていったところ、1年間で10万円ほどの収入になったそうです。単価は1枚10円から100円と安いものの、一度アップしたら放ったらかしでいいので、『気づけばポイント(お金)が貯まっていた』と話していました。中でも全国各地の秘境駅を撮影した写真は、他にアップするライバルがいないのでダウンロード数が好調だったようです」
国内の写真販売サイトといえば「PIXTA」「写真AC」が知られている。いずれも写真がダウンロードされるたびにサイト内のポイントが加算され、一定以上貯まれば換金できる仕組みだ。
写真販売にハマり、月に1万円程度の副収入を得ているという50代の男性はこう話す。
「いくら腕があっても、単なる風景写真だけでは稼げません。桜のイメージでも、手前に人物モデルを配置するだけで売れ行きは全然違ってきます。ただ、注意したいのはきちんと肖像権使用許諾書にサインをしてもらうこと。無許可で人物写真をアップしたら、即座にアカウント停止などの厳しいペナルティが科されます」
ライバルが少なく、それなりの需要が見込めるニッチなジャンルに食い込めるかどうか。ここが写真販売ビジネスの鍵だという。
「最近は占いサイトがどんどんできているせいか、天体イメージ写真が飛ぶように売れているとか。天体用のレンズは高いので、3日間とかレンタルして一気に撮りためるんです。それをCGで加工している友人はかなり儲かっていると聞きます」(前出・ITライター)
一攫千金も夢ではない!?