日本ハムの新庄剛志監督が3月20日、久しぶりに芸能イベントに担ぎ上げられた。
東京都内で行われたうどん店「山下本気うどん」のフランチャイズ募集発表会見に、ブランドアンバサダーとして出席。メニューの「白い明太子うどん」を壇上で作り、インタビュアーから美味しいと伝えられると「うれしんじょう!」とギャグを交えて笑った。
昨年は旅行会社から不動産賃貸業、果ては仮想通貨まで、多種多様な企業のCMに出まくって荒稼ぎした。
「番組出演料はテレビ、ラジオを問わず1本300万円、イベントは1000万円からしか受け付けなかった。高値ではありますが、『旬なタレント』として稼がせる、大手所属事務所の意向も強かった」(球界関係者)
一転、今年はというと、
「完全に旬は終わった。なんせ昨年、パ・リーグ最下位チームの監督。需要はありませんよ」
「最速」をテーマに語ったトークでは「リーグ最速50勝」を宣言。話題の侍ジャパンにも「もう世界一は決まりじゃないのかな」と、応援団長と化す口ぶりだったが、球団OBの目は厳しい。
「昨年、優勝を逃したソフトバンクを筆頭に、各球団は戦力補強を図っていますが、日本ハムの話題は新球場エスコンフィールド北海道のことばかり。リーグ最速50勝という目標をブチ上げることは、誰でもできます。それを芸能イベントで言うのもね…」
そう言って苦笑するのだが、あとがない新庄監督は、是が非でも結果が欲しいのである。