ぬるま湯にひたった千原ジュニアに、お灸が据えられることになりそうだ。4月1日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送される「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅14」が、難しい旅になるだろうと予想されているのだ。
この番組では、タクシーを乗り継いで目的地を目指す旅が展開される。こう聞くと簡単そうに感じるが、そこはテレ東の旅番組。ジュニアを苦しませようと、2つのルールが設定されているのだ。まず、タクシーは5000円で降りなければいけない。もうひとつは、タクシーを地域の住民に呼んでもらう必要があること。
この2つのルールによって、旅は厳しくなる。これまでにタクシーを呼んでくれる人を探し求めて、雪の山中を長距離歩くハメになったことも。
だが、最近はジュニアが楽をしているように見えると、テレビ誌記者は指摘する。
「ジュニアが旅に慣れたのと、ルート選びのコツをつかんだことで、以前より楽に旅ができるようになったんです。最近は食事をきちんととっていますし、ビールを飲む余裕もありますね」
だが今回は、そう簡単にはいかないだろう。番組史上、最難関のルートが待ち受けているからだ。
スタートは愛知県の犬山城で、ゴールは京都府の天橋立。距離は約240キロだ。前回は岐阜県郡上市にある群南橋をスタートし、富山県の氷見漁港がゴールで、その距離は約180キロだった。距離が大幅に延びることで、難易度が増すのは必然だ。さらに、琵琶湖をどう迂回していくかが重要で、
「琵琶湖の北を回っていくのか、それとも南を行くのか。北ルートは距離は短くなりますが、人里離れた場所が多く、タクシーを呼んでくれる人を探すのに苦労しそう。南はその逆で、距離は20キロほど長くなります。ジュニアはどちらを選ぶのか。これが明暗を分けるかもしれません」
とテレビ誌記者は指摘する。
さらに今回から加わったチェックポイントに関する新たなルールも、ジュニアを苦しめそうだ。それは「知り合った人から地元の特産品や名所名跡を聞き、チェックポイントとしてそこを必ず訪れる」というもの。これを5つも設定しないといけない。
「かなりやっかいなルールですね。一応『地元の』となっていますが、近くに名所名跡がなければ、離れた場所を教えられる可能性もあります。そうなれば距離が延び、タクシーの乗り継ぎ回数も増える。テレ東の『楽な旅になんかさせないぞ』という強い意思を感じます」(前出・テレビ誌記者)
4月1日、視聴者が待ち望んでいた、苦しむ千原ジュニアを見ることができそうだ。