3月下旬、グラドルAさんが急逝した。所属事務所が公表した書面には死因についての言及はなく、ネット上では「病気」や「ストーカー被害」、果ては「自死では」との声まで上がっている。これも、20代半ばという若さでこの世を去ったことを惜しむファンの心情なのだろう。そんな中、
「事務所が出したツイッターの声明文末に書かれた社長Xの名前を見て、驚きました。この男、まだグラドル業界にいたのか‥‥と」
と、某グラビア関係者だけは驚きの声を上げていた。いったい、どういうことなのか。続けてもらおう。
「数年前に、亡くなったAさんと同じ事務所に所属する女性数名から、Xの悪行について相談を受けたことがあったからですよ」
発端は撮影などで交流のあった元グラドルBさんから「Xの事務所を辞めて引退しようと思っている」と連絡があったことがキッカケだった。当時20代前半のBさんは、ネットで「アイドルオーディション」と検索をかけ、上部にヒットした同事務所に連絡。すぐにXとの面接が行われ、即日所属となった。さらに「明日、撮影会に出てくれ」と、急に現場に駆り出されたという。
「撮影会は本来グラドルの固定ファンが来る場所で、急に参加することになったBさんのもとにお客さんが集まらないのは当然。なのに、Xは、『客が来ないじゃねぇか。どうしてくれるんだ』と詰め寄ったというのです」
撮影会終了後、信じられないことが起きる。
「言いくるめられたBさんは、Xのカメラで裸を撮られたんです。さらに何度か撮影会に参加するようになると、撮影スタジオの死角で強引にキスをされ、また後日、スタジオ内でムリヤリ肉体関係に持ち込まれたというのです」
Xからの度重なる性加害に耐えられず、Bさんが他の所属タレントに打ち明けたところ‥‥。
「その中の1人が『Bさんも社長にヤられたんですか?』と泣き出した。そして、続々と『私も』と手を上げ、複数人の被害者がいることがわかったのです。中には未成年のCさんもいました。撮影会後に打ち上げと称して行われるファミレスでの飲み会で、飲酒を強要されて終電がなくなるまで説教。酒と説教でフラフラの状態でホテルに連れ込まれていたそうで、Cさんは『地獄だった』と話していました」
当時、相談を受けたグラビア関係者は、被害届を出すべく2人を伴い警察署を訪れたが、「受理はされなかった。今でも悔やまれます」と肩を落とす。
今ではAさんのグラドルとしての日々が偲ばれるだけだ。合掌。