テレビ東京の人気シリーズ「大食い王決定戦」が予選会を開催することを発表した。予選会を行うということは、次の大会が開かれるということ。大食い王ファンから喜びの声が広がっている。ただ、ある問題が解決したのか、心配する人も少なくない。
大食い王決定戦は女性限定の「女王戦」、男女どちらも参加できる「大食い王決定戦」、代表が国の威信を背負って戦う「国別対抗戦」があり、17年まではそれぞれ年に1度のペースで放送されていた。ところが、17年10月に放送された混合戦を最後に放送のペースが落ち、18年9月と19年5月に女王戦が開かれたのみ。その理由は制作スタッフと出場者の間でトラブルが起きたからだと言われている。
人気の大食い選手たちが他の番組に出ることを番組スタッフが制限したという話や、スタッフが一部の人気大食い選手を優遇し、他の選手から反発が上がったという噂もあった。
「優遇されていると目されているのは、アイドルとして活躍している元女王です。彼女は食べ方がきれいでルックスもいいので、番組としては優勝してほしい。そこで、彼女が得意な食品を選んでいるのではないかと疑惑が持ち上がりました。優遇されていることに他の選手が反発したと言われています」(週刊誌記者)
それを裏付けるかのように、18年9月の女王戦にあたって、テレ東のスタッフが一新されている。そしてこの大食いアイドルは女王にもかかわらず、この回はなぜか不参加。番組から不参加の詳しい説明もされないままだった。
彼女が出場しないことにファンから批判が殺到。19年5月の放送には出場している。ところが異常とも言える変則ルールが採用されたことで、彼女が大食いを披露することはなかった。
「この回のルールは本当に変でした。通常は予選を勝ち抜いた新人とシード扱いの常連選手8人程度が大食い勝負を何度か行い、少しずつ淘汰されて最終的に3人の選手が決勝戦を戦います。ところがこの回は予選を勝ち抜いた1人の選手が、『大食い四天王』と呼ばれる4人の女王から1人を選び、決勝戦をタイマンで戦ったんです。指名されなかった3人は大食いをしないんですよ。問題の彼女は指名されなかったので、ただスタジオに来ただけでした。番組としては彼女を出場させたいが、大食いはさせられないと考え、このような特別ルールを作ったのではないでしょうか。彼女のためのルールとしか思えないんですよ」(前出・週刊誌記者)
この特別ルールには、当の出場者も疑問を投げかけている。指名された四天王の菅原初代さんはブログでルールを批判。システムに疑問を投げかけている。やはり大食いアイドルを引っ張り出すために作られたルールなのだろうか。
また、大食いアイドルと他の選手は以前は仲が良く、ツイッターでコメントをし合うほどだった。だが、18年になってからやりとりはめっきり減っている。今もコメントはないままだ。
次の大会に問題の大食いアイドルは出場するのか。他の選手との確執はなくなったのか。出場するのであればどんなファイトを見せるのか。大食いファンの興味は尽きないようだ。