準決勝の村上宗隆のサヨナラ打や、優勝を決めた大谷翔平の渾身の1球など、WBCの名場面はいまだに記憶に新しい。だが、本戦だけでなくグラウンド外でも話題にこと欠かなかったのがWBCだ。中でも関心を集めたのが「イチローの沈黙」だった。(3月15日配信)
ヌートバーや大谷翔平人気も相まって、WBC中継の視聴率は連日40%超え。Amazonプライムの視聴者も含めれば、2人に1人がWBCを見ていると行っても過言ではないだろう。だが盛り上がる東京ドームに「あの人」がいない──。
「主軸ながら打率1割台で失策もあった村上宗隆と同じように、2009年のWBCで不調に苦しみながら、決勝戦で決勝打を放ったイチローが村上を激励にきてもよさそうなものですが…。イチローの登場はスポンサー企業のテレビCMだけ。それには20年以上続く因縁があるからです」
と、スポーツジャーナリストは言う。その事情を続けて明かすには、
「栗山英樹監督の元婚約者はイチローの愛妻、弓子夫人。TBSのスポーツ番組で女子アナと評論家として共演していた2人は、1994年に交際が発覚した。栗山監督が弓子さんの両親の元へ挨拶に行き、結婚は秒読みと言われていました。ところが翌95年、一方的に栗山監督から別れを切り出されたと、弓子夫人が明らかにしたのです。記者の囲み取材などで破局を打ち明けた弓子さんは心労のせいか頬がこけ、首のスジが浮くほどに激ヤセ。弓子さんが99年にイチローと結婚して以降、業界では栗山監督とイチローの共演がNGになりました」
破局の真相については栗山監督も弓子さんも沈黙を貫いたが、当然、イチローは夫人から真相を聞かされていてもおかしくはない。
「野球以外のプライベートについては話したくない」
そう、ことあるごとに言ってきた栗山監督は、61歳の今も独身。(今のところ)野球を伴侶に選んだ苦労は実るか。