4月16日の中日戦で敗れ、今季2度目の最下位に転落した巨人。開幕15試合で早くも10敗を喫したが、原辰徳監督の采配に落合博満氏が苦言を呈していた。
それは16日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)でのこと。スポーツコーナーに出演した落合氏は最近の巨人の戦いぶりについて、司会の関口宏に「何がいけませんかね」と問われると「日替わり打線がいちばんよくない」とバッサリ。
坂本勇人の起用法にも言及し、調子が悪くてもレギュラーである限り、固定して使うべきとの持論を展開した。スポーツライターが語る。
「確かに原監督は坂本を先発で使ったり引っ込めたり。先発出場させても打順は6番を打たせたかと思えば3番にしたり、あるいは2番だったりと固定せず、他の選手の打順もコロコロ変えざるをえない猫の目打線が続いている。要は坂本に振り回されている状況で、これを正さなければ得点力は上がらない、ということでしょう」
さらに問題の2つ目として、落合氏は中継ぎ陣の使い方について、厳しく指摘した。
「勝ちゲームも負けゲームもだいたい同じですからね。そこはちゃんと色分けしてやらないと、もたないですよ」
そんな落合氏の解説中、関口にまで「迷ってるのかな」と見透かされた原采配。16日の敗戦で日本ハムと仲良く両リーグ最速10敗目となったわけだが、前回の「両リーグ最速10敗」は1975年の長嶋政権1年目に記録している。このシーズンの最終順位は最下位。このままでは、同じような結果が待っている。