「やっぱり1番バッターを決められるような人が出てきてくれると、結構スムーズにオーダーが決まるような気がします」
春季キャンプの最中、YouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉でこう語ったのは、巨人・原辰徳監督だった。
そして新加入のルイス・ブリンソン、昨年のドラフト2位・萩尾匡也、吉川尚輝、さらには丸佳浩や坂本勇人の名前が挙がる中、原監督が指さしたのは、バッティング練習に精を出す、昨年ドラフト4位の門脇誠だった。
「門脇は『ストロング門脇』と称される強靭な体が自慢で、かつ川相昌弘総合コーチが『肩の強さは非凡』と絶賛すれば、大久保博元打撃チーフコーチも『ミート力がスゴイ』と応じる期待度の高い選手。フリー打撃ではフルスイングでスタンドに運び、騒然とさせていました」(球団関係者)
一方では、別の評価もある。野球解説者の高木豊氏がYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で語ったのは、
「こういう選手でいちばん間違えやすいのが、ホームランの魅力に取りつかれるっていうことなんだよ。打ってもたかだか20本いかないよ。それだったら3割を確実に目指すのか、15本を目指して2割8分、7分でいいのか…」
遊撃手・門脇が「スキャンダル王」坂本の定位置を奪い、新たな顔となることはできるのか。
(所ひで/ユーチューブライター)