放送開始から19週連続で21%超えを記録したNHK朝ドラ『花子とアン』。主人公、村岡花子を好演している吉高由里子だが、デビュー当初は注目されておらず、現在の女優としての人気は運が重なったからだという。スポーツ誌記者が語る。
「吉高は高校1年生の時にスカウトされ、芸能界入りしました。あまり興味はなかったものの、小さな芸能事務所だったので気楽にできるだろうと、入ったそうです。ところがアミューズが、その事務所に所属していた上野樹里が欲しくて吸収合併したんです。それで吉高も大手によって売り出される事になり、2006年公開の『紀子の食卓』のオーディションに参加。園子温監督に見いだされ、注目されます。アミューズの担当者が『うちのスカウトなら吉高には声を掛けない』と言ってましたから、凄い強運の持ち主ですよね。その後は蜷川幸雄監督の『蛇とピアス』に出演し、人気女優の階段を登っていきます」
吉高は女優として成功しようという気があまりなかったために、自分のイメージを守る事を考えず、それが逆に監督の要望に応え、評価を上げる要因になったという。彼女の奔放ぶりは、『花子とアン』の収録現場でも垣間見えると、テレビ局関係者は話す。
「主人公が山梨県出身のため劇中では甲州弁を多く使うのですが、由里子ちゃんは収録の合間もよく甲州弁で話しています。なんでも元彼が山梨出身で、前から甲州弁には好感を持ってたんだとか。『この役は彼と付き合ってたおかげで来たのかも』なんて嬉しそうに皆に話してましたね。それで夫役の鈴木亮平くんが『その事は好きな男性には言わない方がいいよ』と言ったのですが、『え~?何でですか? 元彼とは今も二人で会ったり仲の良い友達ですよ』と不思議な顔をしてました」
この危なっかしい所が、運を引き込む吉高由里子の魅力なのだろう。