この春に早稲田大学社会科学部に進学した、女優兼フィギュアスケーターの本田望結。大学生として始めた一人暮らしが1カ月を経過し、インスタグラム投稿でそれに触れている。「どれだけ離れてても休みは必ず家族に会いに」「1人で勉強するより、家族がいる空間の方が捗る笑」などと、一人暮らしの寂しさを綴ったのだが、これに意外なやっかみが湧き上がったのだ。
「有名大学へ進学した有名人のこうした報告が、決まって『超難関大学』『難関大学』という表現で、ニュースとして紹介されるからです。本田は一般入試ではなく、自己推薦入試という、賛否の多いAO入試の一種での合格でした。倍率はそこそこなのですが、有名人が圧倒的に有利。超難関大学を学力だけで突破したと思わせるとして、批判が起こるわけです」(スポーツ紙記者)
本田と同じく、在学生の間で「あり」か「なし」かを議論されているのが、堀越高校からAO入試で慶應義塾大学環境情報学部に入学した鈴木福だという。慶大には芦田愛菜も進学。慶應義塾高校から成績優秀者が進むと言われる法学部政治学科に、内部進学した。
「受験サイトによれば、本田の出身高校である青森山田高校普通科スポーツコースは偏差値39、鈴木が通っていた堀越高校普通科トレイトコース(芸能コース)の偏差値が38。そして2人が進学した早稲田と慶應の学部偏差値がそれぞれ67.5に70と、確かに超難関レベルです。卒業高と入学大学の偏差値格差があまりに大きすぎることが、やっかみの対象になることは間違いありませんね」(前出・スポーツ紙記者)
そういえば、親子漫才コンビ「完熟フレッシュ」の池田レイラが今年、日本大学への進学が決まった際にも「難関大学」と表記されて、物議を醸したばかり。「日大は難関じゃない」などの反応があったというのだ。
とはいえ、いずれも正当な選抜試験を経て入学した有名人ばかり。とんだ有名税だが、本人たちの心境はどうなのだろうか。
(飯野さつき)