東京都内のホテルで昨年11月、知人の女性に性的暴行に及んだ疑いが報じられた西武・山川穂高が5月23日、警視庁麻布署から強制性交容疑で書類送検された。
5月11日の一報から2週間、事態は悪化した。警視庁は起訴を求める「厳重処分」ではなく、検察側に委ねる「相当処分」の意見をつけて送検したが、
「そもそも示談できていない時点で、立場は危うい」
と話すのは、さる法曹関係者だ。
「山川、女性の双方が弁護士を通じて話し合いを続けていますが、山川が今回の件についてノーコメントを貫くことなく『無理やりしたっていうのは、確実に否定します』などと内情を語ってしまったことで、女性側が怒り心頭に。結果、処罰感情が高まったと考えられます。対応したがために立場を悪くした、典型的な例でしょうね」
今後、山川の処分が司法の場に移るのかは、極めて微妙な情勢だ。
「どこまで山川が非を認めるのか。それがポイントです。その上で示談に持ち込み、不起訴処分となるかどうかです。ですがこの状況では、両者の主張が交わることは考えにくい」(前出・法曹関係者)
前代未聞の事件は、山川にとって難しい方向へと進んでいる。