ホテルの一室で女性の衣類を無理やり脱がせて下半身を強く触り、出血するほどのケガを負わせる──。不貞相手の20代女性に性的暴行を加えたとして被害届が出され、警視庁から事情聴取も受けた西武ライオンズの山川穂高が1軍登録を抹消されたのは、当然の流れだった。
山川は「無理矢理では絶対にない。無理矢理するほど、なんていうんですか、イカれてないというか(笑)」と、強引に迫ったことについては否定している。
球団の「総合的に判断して、コンディション的に抹消」との理由については、これを額面通りに受け取る球界関係者は誰もいない。
そんな中、この騒動をめぐっては、あの「国民的アニメ」に激震が走っているというから驚きだ。
「それは、22年に公開されたアニメ映画『クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』です」
と話すのは、映画関係者である。
「この合言葉を言うシーンで『山、川』『穂高は西武ライオンズ』という野球ネタを絡めたやり取りが登場するんですよ。セリフだけとはいえ、ファミリー向け映画に性的暴行疑惑の人物名が使われていることに『被害者もいることだし、テレビ放送は厳しそう』『配信停止にならないといいけど…』と、映画のお蔵入りを懸念する声が出ているのです」
今後、山川が起訴されるようなことがあれば、さらに大きな打撃を与えそうである。