市川猿之助の心中騒動が、思わぬ人物に飛び火している。
猿之助は現在、警察関連施設で事情聴取に応じているというが、両親の自死を幇助した罪に問われる可能性も示唆されている。そのため、このままでは6月16日から公開予定の出演映画「劇場版 緊急取調室THE FINAL」のお蔵入りが、現実味を帯びているという。テレビ局関係者が語る。
「これまで歌舞伎俳優の騒動は大目に見られてきましたが、銀座クラブ狼藉騒動を起こした香川照之に続く猿之助の事件で、エンタメ業界はもうこりごりの状況。今後はドラマや映画での起用を控える動きが出てくるでしょうね。CMは特に企業イメージに影響することから、選定の段階から弾かれてしまうのでは」
そんな中、過去の騒動を蒸し返されているのが、市川團十郎だ。團十郎のトラブルといえば、真っ先に思い起こされるのが、あの「海老蔵事件」だろう。
「西麻布のバーで半グレと同席中に暴行を受けたのですが、トラブルに巻き込まれたとはいえ、泥酔状態で起こした事件が猛批判を食らった。無期限謹慎処分が下され、公演はもちろん、収録済みの番組やCMは放送中止を余儀なくされ、大混乱を招いています。今でこそ團十郎を襲名し、マジメに稽古に取り組んでいるようですが、昨年には『多重交際』が報じられるなど、危なっかしい面は変わらない。現時点でドラマや映画などの出演はそれほどありませんが、CMを含め、新規での起用は警戒されるでしょうね」(週刊誌記者)
このほか、中村芝翫や喜多村緑郎など、芸能マスコミを賑わせた歌舞伎役者は少なくない。トバッチリはもうカンベン、といったところだろう。
(ケン高田)