「朝の顔」から「夜の顔」へ──。フジテレビ・生野陽子アナが9月26日で「めざましテレビ」を卒業し、29日から「FNNスーパーニュース」のメインキャスターに抜擢されることになった。入社8年目で初の報道番組担当である。
かつてアヤパンが退社して「めざまし」を降板する際、「ポスト高島」といわれたのがショーパンだった。「めざまし」のメインを張るということは、フジテレビの看板になるということ。ところがその後はというと、
「同じく『めざまし』に出演する後輩の加藤綾子アナに、完全に逆転されてしまった。局内では『生野はもう頭打ちだろう。アナウンス技術がアヤパンのようにうまいわけでもないし』と話すベテラン局員がいるなど、諦めムードが漂っていました。彼女は報道や情報番組一色でもなく、バラエティだけでもない。中途半端な印象は否めないですしね‥‥」(フジ制作スタッフ)
それが看板報道番組に起用される理由は何なのか。放送担当記者によれば、
「カトパンに押し出された感もありますが、もう一度甦るチャンスを局に与えられた形です。ニュース番組のキャスターやリポーターなどを担当しながらなかなか芽が出なかった大島由香里アナが『ニュースJAPAN』のメインキャスターに抜擢されてから本領を発揮し、安定した評価を得ていますが、生野アナもそうなればいい、と。もし失敗すれば、年齢的にも先行きは暗く、使い道はなくなっていくでしょうね」
チャンスと大ピンチは裏腹なのである。