不仲で知られるコンビ芸人の解散情報をスタッフが事前にリサーチし、ドッキリ形式の展開でターゲットにその解散が「ホント」であることを知らせる。「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の恒例企画「解散ホントドッキリ」だ。その第4弾が7月5日に放送されたのだが、ここで仕掛け人となったのは、以前から超不仲コンビとして知られる竹内大規とがまの助による「竹内ズ」だった。
5月17日に所属事務所が公式サイトで解散を発表していた彼らだが、発表の数日前に稽古場でホントドッキリを収録することに。
ダマシのターゲットに選ばれた、後輩思いの鬼越トマホークが、企画内容を把握している岡野陽一とともに、モニター越しに竹内ズの話し合いを見守る中、口論がエスカレートし、ペットボトルを投げ合う展開に。
慌てて止めに入った後、ドッキリと判明し、安堵した様子の鬼越だったが、そこで岡野が掲げたのが「ホント」と書かれたプラカード。竹内ズが本当に解散することを告げたのだった。この企画について、
「不仲コンビの実情をあらわにした、リアリティー抜群の内容でした」
と称賛するお笑い関係者は続けて、
「番組内で実際のVTRが紹介されていましたが、竹内ズはがまの助が作ってきたネタを竹内が真面目にやらず、衝突に発展していた。出番以外ではいっさい目を合わせないなど『不仲芸人あるある』が凝縮されていましたね」
ところが一方で、
「竹内ズよりも仲の悪い『若手No.1不仲コンビ』がまだ解散していない」
と、このお笑い関係者は明かすのだが、
「昨年のM-1で準優勝した、さや香ですよ。彼らは常に雰囲気がピリついていて、双方のSNSでも2人揃った写真はゼロ。M-1決勝前のインタビュー映像でも、別の方向を向いて喋っていました。『番組収録中にガチ喧嘩』『結婚式に相方を呼ばない』など、不仲エピソードを挙げればキリがありません」
なんともシビアな関係だが、そういえば長らく絶縁状態だった「おぼん・こぼん」は、不仲ネタを掲げてコンビ復活した。さや香はどうなるのか。
(山倉卓)