大事にならなくてよかった…。4年ぶりに開催された、東京ドームでのロッテ×西武戦(7月6日)だ。この試合途中、なんとバックスクリーンに侵入者がいるとして、試合が一時中断したのだ。
5回裏2アウト、打者の中村奨吾がタイムを要求。この時間帯、人がいるはずのないバックスクリーンにはなぜか、複数の人影が見えた。すぐさま退去するよう場内アナウンスされると人影は消えたが、同時にすさまじいブーイングが起こる。パ・リーグ関係者は、
「5回裏終了後に行う予定だったイベントの演出担当が早めにスタンバイしたが、目立ってしょうがなかった。選手、ファン両方が不快を示したのは理解できる」
球界では、この手の出来事が発覚するたびに語り草となる「アナウンサーバックスクリーン侵入事件」なる大騒動がある。球界関係者が苦笑交じりに振り返る。
「2013年9月26日、現在のベルーナドームでの西武×楽天戦でのことでした。楽天が球団創設初のリーグ優勝までマジック1として迎えた試合の終盤、当時ミヤギテレビのアナウンサーだった男性がバックスクリーン内に侵入。試合はストップしてNHK BS1の生中継にも詳細が映し出され、大騒ぎになったのです。異変に気づいた直後にアナウンサーは退出しましたが、両球団とNPB(日本野球機構)から猛抗議を受けた局側は、お詫びをするハメに。男性アナウンサーはスポーツ担当から外れ、2019年には営業セクションに異動となりました。今では同局社員の間でも笑い話になっています」
くれぐれも誤侵入には用心を。