2011年のW杯で優勝してブームを巻き起こした、なでしこジャパンに危機が迫っている。7月20日から女子W杯が開催されるが、日本のテレビ局とFIFAの放映権交渉がまとまらず、試合が中継されない可能性があるのだ。放送されないとなれば女子サッカー界にとっては大きな痛手。今後の育成や普及にも影響が出そうだ。
そんななでしこジャパンを救おうと、元日本代表の城彰二氏が自身のYouTubeチャンネルで女子サッカーについて語った。
城氏はなでしこが弱くなっていることが問題であると提起し「協会(日本サッカー協会)がダメ」とバッサリ。育成から間違っていると話した。
女子は小学生であれば男女混合チームでプレーできるが、中学生になると男女別々になり女子チームが少ないことで競技を続けられなくなるのだという。そこで城氏は、
「協会がお金を出せばいいのに。各都道府県ごととまでは言わないが、地区ごとにお金を投下して強化していかないといけない」
と提案。動かない協会を痛烈批判した。
一方、女子W杯の見どころを聞かれた城氏は、
「清水梨紗さん可愛いよね。そういうので見たほうがいいと思うよ」
と、まさかのルックス重視発言でスタッフから失笑を買っていたが、注目を浴びるにはアイドル的な存在も大事。そして実力とともに、伝えるテレビ放送も重要だ。