元日本代表FWの城彰二氏が自身のYouTubeチャンネルで、独自の「ベストイレブン」を決定した。Jリーグが30周年を記念してベストイレブンを発表したことを受け、城氏もJリーグの歴史に残る11人を選んだという。
選考基準を「すごい選手はたくさんいるが、同じ時代を戦って印象に残った選手を選んだ」として、ポジションに関係なく11人を選出。
まず、ゴールキーパーは下川健一(ジェフ市原)。ディフェンダーは松田直樹(横浜F・マリノス)、洪明甫(柏レイソル・韓国)、田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)、ギド・ブッフバルト(浦和・ドイツ)。
ミッドフィルダーは中村俊輔(横浜F・マリノス)、前園真聖(横浜フリューゲルス)、ドラガン・ストイコビッチ(名古屋グランパス・セルビア)、ラモス瑠偉(ベルディ川崎)、ピエール・リトバルスキー(市原・ドイツ)の5人。
そしてフォワードはパトリック・エムボマ(ガンバ大阪・カメルーン)。
GKは盟友の川口能活を選ぶかと思われたが、意外にも下川健一。選んだ理由を城氏は、
「ジェフで一緒にプレーしたが、練習でPKを決めたことがない。読みと反応がすごい」
としている。
ディフェンダーの4人の中で印象に残っているのはブッフバルトで、
「ギドは鋼鉄だよ。当たるとこっちが痛い。対人が強くて向かっていくのが怖かった。リーチも長いし」
と絶賛。
一方、FWにエムボマが選ばれたことは往年のJリーグファンなら納得か。ズバ抜けた身体能力で34試合で29得点とゴールを量産。しかも記憶に残る衝撃のシュートが多く、1997年の1stステージ第1節大阪対平塚戦で決めたボレーシュートはJリーグ30年「ボレー/オーバーヘッド部門」のベストゴールに選ばれている。身体能力の高さが記憶に残るが、城氏は、
「頭がいい選手。いろんなことを分析してた」
と、意外なストロングポイントを挙げた。
元日本代表のエースが選んだベストイレブンはかなり強そうな顔ぶれとなった。