顔の知られた有名人も、仕事モードに入っていないプライベートでは案外気づかれないようだ。
元雨上がり決死隊の蛍原徹などは先ごろ放送された「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)で一般人と間違われ、「news zero」(日本テレビ系)の街頭インタビューを受けそうになったエピソードを明かしている。
ゴールデンウイークに2日間休みだった蛍原は、家族で小田原に向かったものの東名高速が大渋滞。海老名SAに入っても人が多く、昼食をテイクアウトして車中で食べることにしたそうだ。
と、4人で昼食を手に車に乗ろうとすると「すいません、ちょっといいですか?」と呼び止められた。蛍原は「写真を撮ってください」とお願いされるのかと思ったが、「ちょっとインタビューを。後ろをずっと追いかけてしまったんですよ。これだけ素晴らしい仲良し家族がいるなんて」などと言われ、テレビクルーがGWナンバーワンのハッピー家族として声をかけてきたのだという。
その後10分ぐらい取材を受け、インタビュアーが「実は『news zero』なんです」と身元を明かしところで蛍原もこのままではマズイと思い、「僕、吉本(興業)の蛍原といいます」と自己紹介。クルーはそこでようやく「ああああ。す、すいません!全然分からなかったです」と詫びたという。
芸能ライターの話。
「ケンドーコバヤシも以前、街頭で『報道ステーション』(テレビ朝日系)のスタッフからインタビューを受け、一般人を装って答えていたものの結局バレてしまい、ボツになったと話していました。さらに嵐の二宮和也でさえ、『笑ってコラえて!』(日本テレビ系)のクルーに声をかけられ、気づかれないまま『すみません』と言って乗り切ったと明かしています。業界関係者が分からないわけですから、一般人は余計に気が付かないでしょうね」
オーラの「オン」「オフ」の影響だろうか。
(鈴木十朗)