工場長など現場社員による不正保険請求が明るみになった自動車販売会社大手「ビッグモーター」。7月8日には岐阜県に新規店をオープンさせていたのだが、グーグルの口コミ欄が大荒れ状態になっている。
不正請求問題では、対外的な賠償額が現時点で約50億円と見込まれており、また、不祥事の影響などで今年1月から3月末までで社員約5000人超中1000人が退社したというのだから、もはや会社の存続すら危うい状況だ。
そんな中での新店オープンとはなんとも間が悪いとしかいいようがないが、あれだけの不正行為が発覚したにもかかわらず、口コミ欄には「星5つ」が大量に投稿。これを疑う声も投稿され、大混乱となっているのだ。自動車ライターが語る。
「星5つの口コミには、担当の具体的な名前を挙げて『対応が素晴らしかった』などと手放しで褒めている書き込みも見られます。ただ、そのほとんどが過去に口コミをほとんどしていない一見ユーザーのため、『捨てアカ』の指摘まで出る始末。もちろんこれだけの騒動を起こしたのですから、残された社員は襟を正して作業していると信じたい。まさか口コミにサクラを使っているなんてことはないでしょう」
とはいえ不正請求問題については、しばらく尾を引きそうだ。
(ケン高田)