7月20日発売の「週刊新潮」が、2011年に芸能界を引退した島田紳助の独占告白を掲載している。記事内では、和田アキ子との姉弟のような親密な関係から、広末涼子のW不倫騒動、6月に逮捕・起訴されたYouTuberガーシー被告との関係、ダウンタウン・松本人志とオリエンタルラジオ・中田敦彦のイザコザや、元雨上がり決死隊・宮迫博之のテレビ復帰の可能性まで、縦横無尽に語っている。
「その中でもとりわけ興味深かったのは、5月19日に81歳で亡くなった上岡龍太郎さんとの関係でした」(ワイドショースタッフ)
上岡さんが亡くなった時、吉本興業で同期だった明石家さんまから連絡がきたという。上岡さんの息子が紳助への連絡を望み、笑福亭鶴瓶を通してさんまに連絡があったのだ。
紳助と上岡さんの付き合いは、紳助が21歳の時に始まった。上岡さんに呼び出された紳助は「君を見た」と言葉をかけられたという。
紳助が引退して数年後に会った上岡さんは「どう? 毎日が楽しいやろ」と微笑む。2000年に58歳で芸能界を引退し、悠々自適の生活を楽しんでいた上岡さんならではの、実感がこもった言葉だったのだろう。
「上岡さんが引退することが分かった時、紳助は『辞めないで下さい。21歳の時から上岡さんが僕の道しるべや』と手紙を送ったそうですが、その時の上岡さんの返事がダンディーだったとして、紳助は感動したのだと」(前出・ワイドショースタッフ)
それが、以下のものだった。
「君は何か勘違いしてるんじゃないか。僕が君の道しるべ? 違うよ、随分前から君は僕の前を歩いてるんだよ」
敬愛する師からの言葉に紳助が大きく心を揺さぶられ、影響を受けたことは想像に難くない。「芸能界を辞めたのは正解」と語り、行きたいところに行きたい時に行ける生活に幸せを見出している紳助が、テレビに復帰することはないのだろう。再三のオファーにもかかわらず、上岡さんが引退後、決して芸能界に戻らなかったように。
(石見剣)