日焼けして黒光りする、絞り切った体に体脂肪率10%を切る筋肉美。これがあのおっとり顔のカーリング女子だとは、誰ひとり気が付かなかったことだろう。ロコ・ソラーレの藤沢五月が7月22日、茨城県水戸市で行われたボディメイクコンテスト「MOLA CUP」に出場し、衝撃の姿に騒然となったのである。
ストイックに絞られたムキムキの体。全くの別人としか見えない人が大半だったのではないか。
藤沢は「ヒールを履く時がないから、コケたらごめんなさい」と会場を笑わせながらも、真っ黒に焼けた素肌を惜しげもなく見せつけ、ビキニクラスで3位、オープンクラスで2位となった。大谷翔平も驚く二刀流、もぐもぐタイムならぬ「ムキムキタイム」である。
藤沢はロコ・ソラーレのスキップとして2018年平昌、2022年北京と、2大会連続で五輪に出場し、それぞれ銅、銀メダルを獲得。試合中の休憩時間におやつで栄養補給する姿は「もぐもぐタイム」の流行語を生み、試合中の「そだね~」などの声かけも人気を呼んで、カーリング人口増に貢献している。
7月23日の「アッコにおまかせ!」(TBS系)では番組冒頭でこのニュースを取り上げ、1面を飾った「スポーツニッポン」の記事に、出演者一同が驚きの表情を見せた。
和田アキ子は紙面の囲み写真に写るカーリング時の藤沢はすぐにわかったものの、ボディメイクでニコリと笑顔を見せる、痩せた色黒の藤沢には「(藤沢の)お友達が結婚したのかな」と、本人とは気づかなかったことを明かし、「元々可愛い人だけど、こんなに変わっちゃうんですね」と驚きを隠せなかった。タレントの山之内すずも「ここまでやるのに、どれだけの努力をされたんやろ」とコメントしている。
「藤沢の挑戦は超異例で、本人の強い意向です」(カーリング関係者)
カーリングのオフ期間2カ月の準備を経て出場したというが、
「来季のカーリングは8月から始まります。となれば今後は、カーリング仕様の肉体に戻してシーズンに挑むと思われます。今のままのボディをキープするとなると、もぐもぐタイムで鶏肉などタンパク質しか摂取できなくなりますからね(笑)」(スポーツ紙記者)
究極のマッスルボディを経た藤沢が、カーリングシーズンにどう変わるのか、注目したい。
(石見剣)