「そこは本人に聞いてください。僕らがあれで満足していると思われても、しゃくだしね」
7月25日、阪神に4-2で敗れた巨人。先発マウンドに立った菅野智之が1点リードの6回、阪神の4番・大山悠輔に逆転2ランを浴びて黒星を喫した。これを記者から問われた原辰徳監督のコメントだったのである。
これを受けて、野球解説者の江本孟紀氏が「このところ、気になることがある」と自身のYouTubeチャンネル〈エモやんの、人生ふらーりツマミグイ「江本孟紀」〉で指摘したのは、
「連敗が続くとか、調子が悪いとか、酷いゲーム展開だったという時にですね、報道陣が詰めかけたところで監督が『今日はノーコメント。話すことはない』って言って、報道陣の前からサッと消えていくと…」
まさに25日の原監督のことである。続けて言うには、
「選手ももちろん自分の失敗やミスがあって試合に負けると…負け続けるゲームの時には、選手も落ち込んでるわけですよ。勝敗の責任は監督にあるわけですから、そこは説明してやって。チームの調子が悪い時はですね、マスコミに対応するというのは、ひとつの監督の仕事だと思ってるんですね」
原監督はノーコメントを貫いたわけではないが、江本氏が言うところの勝敗の責任をほったらかしにして、菅野にコメントを振ってしまった形だ。当の菅野はというと、
「本塁打だけはダメだった。結果が全て。力で上回れるようにしたい」
巨人の先行きが不安なのである。
(所ひで/ユーチューブライター)