社会

【廃墟探訪】山本五十六も訪れた和歌山県「森の廃洋館」のレトロモダンな魅力

 まるで今でも人が住んでいそうなほど美しい状態をキープしているのは、和歌山県内にある「森の廃洋館」と呼ばれる廃墟だ。

 ここは正式名称を「旧由良山荘」といい、明治時代に合成染料の国産化に成功した化学工業の先駆者・由良浅次郎氏が所有していた4階建ての洋館。建物内には由良氏の遺品が数多く残されている。

 テレビ誌ライターが語る。

「2019年に放送された『日曜THEリアル!』(フジテレビ系)では実際に廃墟を訪れ、部屋に残されたものを調査しています。居間には『山水図の屏風』があり、鑑定の結果250万円以上の値をつけていました。また戦時、由良氏に消毒剤を爆弾の原料に加工して海軍に納入するように働きかけたことがきかっけで、山本五十六連合艦隊司令長官がたびたび家を訪れており、貴賓室で密談を行っていたというのは有名な話です」

 廃墟と呼ぶには失礼にあたりそうな歴史ある建物。レトロモダンな建築はちょっとした美術館のようにも見える。階段にはカーペットが敷かれ、いかにも上流階級の豪邸といった雰囲気が漂う上品さ。風化は進んでいるようだが、多くのマニアを「最高級」と唸らせる魅力を放っている。

(ケン高田)

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