DeNAに激震が走った。主砲の宮崎敏郎が8月20日の阪神戦を欠場したのだ。三浦大輔監督は左肋間筋の炎症と診断されたことを明かし、21日に1軍登録を抹消すると表明した。
宮崎は20日の試合前の練習中に背中の張りを訴え、途中で切り上げた。相手先発は左腕の伊藤将司で、本来ならば先発メンバー入りはずが、まさかのベンチ入り登録からも外れていた。指揮官は「しっかりと治してもらうために抹消します」と説明。セ・リーグ3位ながら、4位の巨人とは僅かゲーム差1.5と接近している。宮崎の離脱はかなり痛いだろう。その一方では、こんな見方もあるのだ。
「首位の阪神とは11ゲーム差もつけられて、もはや優勝は風前の灯火。チーム方針を、クライマックスシリーズに進出するための3位を死守する形に切り替えたのでしょう。治療期間がどれくらいかは分かりませんが、ポストシーズンまでには間に合うはず」(スポーツ紙デスク)
残り34試合で2位・広島とのゲーム差は4。クライマックスシリーズ本拠地開催権を得られるチャンスは、まだ残されている。ここからの正念場をどう乗り越えていくのか。