せっかくの「阪神猛追タイマー」も時間切れか。横浜DeNAは7月17日の広島戦にも敗れて、同一カード3連敗。2試合続けて守備のミスが敗戦に直結し、前半戦を3位で終えたことで、三浦大輔監督は試合後にブチ切れた。
前日の試合では関根大気の落球が響き、この日は同点の7回に、相手投手・床田寛樹の中前打の当たりを、センターの桑原将志がファンブルして二進を許した。
悪いことは続くもので、今度は秋山翔吾の右前の当たりでライトの蝦名達夫が、走者が本塁突入しないと勝手に判断。ノーチャージで小窪哲也3塁コーチャーが手を回し、勝ち越しを許した。これが決点となったのだ。三浦監督の怒りは収まらない。
「蝦名のプレーがなぜ起こったのか。なぜ、ホームで勝負できなかったのか」
不振の助っ人・ソトと一緒に、
「もう1回、反省して取り組んでもらう」
即刻、2軍行きを通告したのだった。球団関係者もアキレ返る。
「蛯名のプレーは誰が見ても、怠慢としか言いようがない。試合途中で代えられなかったのが不思議なくらいで、2軍降格は当然の措置ですよ」
全20代中盤の選手が多いDeNAにおいて「叱るタイプの選手がいないのは弱点」というだけに、チーム成績が下り坂に入った時の「歯止め役」の台頭が待たれるのだ。