今年の夏の甲子園は慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を8-2で破り1916年(大正5年)の第2回大会以来、107年ぶり2度目の優勝を果たした。
今大会にもプロのスカウト陣が注目する選手は少なくないようだが、元プロ野球選手の高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで、「もし俺がGMなら獲得したい選手」と題し、夏の甲子園に出場した選手から「ドラフト候補」をピックアップしていた。
高木氏が「順不同だからね」と前置きして最初に挙げたのは、日大三高の安田虎汰郎投手。
「非常に器用さを感じるのと、バウアー的な匂いがする」
といい、将来的にはもっとスピードをつけて高めで勝負ができ、チェンジアップで落とせる投手になることを期待した。
次に慶応の延末藍太選内野手を挙げ、バットコントロールの良さを高評価している。
そんななか、高木氏は高校通算140本塁打の怪物として今大会の目玉だった花巻東の佐々木麟太郎選手もピックアップ。「とらえた打球の速さは抜けている」と言い、
「ウワサで聞くと、どっかいく(指名する)というのは聞いてる。セ・リーグのある球団だけど。在京だよ。パもいくと思うよ」
と明かしていた。
セ・リーグで在京球団といえば、巨人、ヤクルト、DeNAに絞られるが、佐々木の場合は重量級の体型の上に守備面に難があると言われるだけに意外。
いずれにせよどこが誰を狙うのか、今からドラフトが楽しみだ。
(鈴木十朗)