プロ野球、混戦のパ・リーグにおいて“1弱”とも揶揄されていたオリックスの西村徳文監督が8月20日に辞任を発表した。事実上の解任では…との見方もあるが、最下位ゆえのチーム全体の苦悩は察するに余りあるものである。
プロ野球選手として巨人で活躍した中畑清氏にも、横浜DeNAベイスターズで2012年から4年間、監督として指揮をとった経験がある。残念ながら成績は最下位、5位、5位、最下位…と不本意であったろう中畑氏だが、テレビ東京が運営するYouTubeのスポーツチャンネル「テレビ東京スポーツ」の8月26日に投稿された動画で、辞任となった経緯を告白。その中で現在ユーチューバーとして活躍する意外な人物の名前が明かされ、「申し訳なかった」と中畑氏が苦渋の表情を見せる場面があった。
中畑氏が監督最後の年となった15年、ベイスターズは5月の時点で貯金を最大11とし、前半戦を首位で折り返したが、後半戦で大きく負け越し、結果最下位で終わってしまった。球団は引き留めたそうだが、中畑氏はケジメとして「監督を辞めさせてもらった」と語った。
ここで中畑氏は、監督として挑んだアテネ五輪に内野守備・走塁コーチとして帯同していた元大洋ホエールズなどで活躍した高木豊氏に言及。共にジャパンを背負って戦ったことから、高木氏をベイスターズの1軍チーフコーチとして招聘したが、2年目のオフに解任となった経緯を振り返り、「高木を守り切れなかった弱さが自分にあった。高木には申し訳なかった」と謝罪したのだった。
その高木氏のYouTubeチャンネルは、今や22.9万人のチャンネル登録者数を抱える人気チャンネルである。ぜひ中畑氏を招いて、当時の本音などを語ってもらいたいものだ。(ユーチューブライター・所ひで)