野球解説者の高木豊氏が7月29日に更新した自身のYouTubeチャンネルで、7月のセ・リーグ6球団の監督総評をしていた。
上位3チームを紹介してみると、首位の阪神・岡田彰布監督については、近本光司が離脱したときに森下翔太を1番にしたり、頑張ってやりくりしたことを評価。また、もう少し調整をさせるはずだった佐藤輝明を上げてきたことについても、落としたこと、上げてきたことでチームに刺激を与えたとし、
「すごく頑張ったんじゃないのかな。戦力的には本当に苦しかったと思う」
と語った。
また広島の新井貴浩監督に対しては、
「西川龍馬が離脱して、菊池涼介を1回4番に据えたり、上本崇司を4番に据えたりして『よし、絶対繋いでいこう』という統一感が見られる」
さらに選手の使い方を見ていると、
「刺激を入れながら、ケツを叩くわけではなくて心に訴えかけるということを感じられる。だから一体感をすごく感じる。その一体感を作っているのが新井監督」
とした。
DeNAの三浦監督については、首位に立ったり首位争いをしていた時期も長かったため、「選手が疲れちゃったわ」と高木氏。
そういう経験をしている選手が少ないため疲れの抜けが悪いとし、
「ここらへんは危機管理として、こういう時期は必ず来るわけだから、そのときにそこまで考えて誰かを入れ替えて休ませておくとか、そこらへんが少し足りなかったのかな」
と危機管理不足を指摘した。8月の首位争いはどうなるのか。監督の采配も含めて注目したい。
(鈴木十朗)