6月19日の開幕が待たれる日本プロ野球。
今年は日程が詰まり、移動のリスクを減らすためにも、対戦カードにおいて同一カード6連戦が出てきそうで、各球団、従来のシーズンとは試合に対する考え方がずいぶんと異なりそうだ。
元大洋ホエールズ(現、横浜DeNA)で活躍した高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊〉、5月30日投稿の〈【○○にリスクを負うな?】6月19日開幕!!今シーズンがどうなるのかについて語ります!〉で、高木氏がそのあたりの攻略法について言及した。
従来の同一カード3連戦であれば、仮に3連敗しても移動で心機一転できるが、そのままズルズルと大型連敗で6連敗なんてことも大いにある。そのため、「投手力っていうのが一番だよね」と、投手力が優勝のカギを握ると高木氏は主張した。
それに加え、「今年は監督の采配だとか考え方で左右されるよ」とした。短期決戦は「負けられない」との思いから選手に対する負担が大きく、今シーズンは1敗が1.5敗の重みをもってくる。それだけに、必ずしも相手チームのエース級にこちらもエースをぶつけるといった姿勢ではなく、勝てるゲームはしっかり勝ちに行き、捨てゲームも作っていくと言った考え方が重要だと高木氏は持論を展開した。
投手陣の数が多いことから、セ・リーグは阪神タイガース、パ・リーグはオリックスバファローズが台風の目だと高木氏は締めくくった。試合の可否にも影響する台風は勘弁願いたいが、今年は従来より短い期間を充実させるためにも、高木氏の語る〈阪神〉〈オリックス〉の台風の目には大いに期待を寄せたいところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)