「東大生300人が選ぶ、読むと頭が良くなる漫画ベスト30」
これは8月24日に放送された「林修の今知りたいでしょ!SP」(テレビ朝日系)での企画だが、そんな漫画はないだろう、と批判が渦巻いている。
「確かに、読んだだけで頭が良くなる本はないですね」
そう語るのは、東大卒のスタートアップ企業経営者だ。
「そもそもそんな漫画があったら、誰もがそれを参考書にしたらいいと思うでしょう。そして小さい頃から、漫画が推奨されています」
ランキング1位は「名探偵コナン」。コナンの賢さが東大生には人気が高く、「コナン同好会」があるくらいだ。4位の「キングダム」について、林先生は「今の世界状況を考えるきっかけになる」とコメントしている。
そうしたものより「漫画で学ぶ枕草子」「科学漫画サバイバルシリーズ」など、試験に生かせる実際の知識を学べる作品を推す声もあるが…。
東大卒の雑誌編集者が言う。
「全てのランキングを再検証してみましたが、27位の『インベスターZ』は、頭が良くなりたい人には読んでほしい作品ですね。投資の知識ゼロの中学生が株式投資に始まり、FXや不動産、投資に関わる経済やビジネスの知識を学び、成長していく物語。経済だけでなく、歴史やビジネス、人生についても学べます。作者は『ドラゴン桜』の三田紀房氏。『バカとブスこそ東大に行け!』のセリフが有名ですね」
ちなみに、その「ドラゴン桜」はランク外である。