「グミウィーク2023秋」なるイベントが9月11日まで、渋谷ロフトで開催されている。今年で7年目、9回目になるが、いつも以上に盛り上がっているのだ。
「グミだけでイベントができる日が来るなんて、衝撃的ですよね」
そう語るのは、フードコーディネーターだ。
「グミは1922年、ドイツのハリボー社が開発しました。噛む力がない子供の歯を強くするためのものですが、日本ではその毒々しい色や、歯にくっついてかえってよくない、という観点から、あまり流行しませんでした」
日本において、お菓子という観点から考えられたグミは、1980年に発売された「コーラアップ」。当時はグミではなく、ゼリーキャンディーという名称だった。
グミを一気にメインストリームに押し上げたのは「果汁グミ」で、
「今やお菓子の王道的なものになりましたが、子供を持つ親の中には、歯に悪い、あるいはケミカルではないのか、などと否定的な人がいます。そんな流れの中で、ビタミン系グミだったり、添加物不使用のものも出てきた。ゼラチンを米に置き換えた『おこめのメグミ』や、動物性原料や乳不使用のヴィーガングミ、豚ゼラチン不使用のハラール認証マーク付きグミなどもあり、もはや体に悪いのではなく、むしろいいというイメージになりましたね。とにかく何でもグミにすると当たる、という風潮があります」(前出・フードコーディネーター)
水グミ、梅干しグミ、チーズグミ…と変わり種は多く、「それって本当においしいの?」「本当にグミ?」という味や硬さの商品も。
なお、今年の「グミウィーク2023秋」は展示だけでなく、「体験型イベント」も大阪・梅田ロフトで実施。実際に、カンデミ~ナ!