お笑いタレントの狩野英孝が先ごろ放送された「かまいたちの知らんけど」(MBSテレビ)に出演した際、お笑いコンビ千鳥が「関西のノリ」を捨てた瞬間を目撃したと明かしていた。
実は同期だという狩野とかまいたちがロケ車の中でトーク。東西芸人はあまり交流しないという話題になり、狩野は若手の頃、西の芸人に対し「おもろいかおもろくないかのジャッジしてるんだろうな」と緊張していたと明かし、一方かまいたちも東の芸人に「もうええって関西!」「はいはい始まった関西のノリが…」と思われていると考えていたと告白した。
そのため、かまいたちは東京に出てきたとき、極力、大阪のノリを消したと打ち明けたのだが、狩野はそうした関西芸人が大阪のノリを断ち切る瞬間を見たのだとか。
それはかまいたちではなく千鳥だといい、千鳥が上京してバラエティ番組のひな壇で喋った際、「東京むずいわ」といった言葉を発したところ、有吉弘行が「お前らよ、いつまで東京は難しいってノリやってんだよ。上京して何カ月たってんだよ」とズバリ指摘。狩野曰く「現場がビリビリッとなった」という。エンタメ誌ライターが語る。
「有吉はさらにそこで、千鳥が大阪出身だからではなく、お笑いで滑ってることをダメ押しで指摘。狩野に言わせれば千鳥はそこから『大阪感』が消えていったのだとか。千鳥の現在の東京での売れ方を考えれば、有吉の言葉は良い薬になったのかもしれません」
「大阪の芸人は2度売れないといけない」という言葉があるが、大阪でブレイク後、また東京で売れるのは大変だ。
(鈴木十朗)