タレント、歌手として活動する「あの」が、くりぃむしちゅー・上田晋也に「ダメ出し」された。
それは9月13日の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)でのことだ。「ドライすぎる女SP」のテーマで、世の中を冷めた目で見てしまうタレントが集まったのだが、とりわけ独特な考え方をしていたのが、あの。例えば、こんな感じだ。
「彼氏に誕生日を祝われなくてもいい。忘れられていて、むしろ安心する。祝われてリアクションを取らなくていい」
この後も風変わりな思考回路が続々と判明していく。今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の話を持ち出すと、それを応援するファンに強烈な言葉を投げつけた。
「スポーツ選手たちはもちろんすごいと思うんだけど、(応援する)自分たちは何もしてないじゃないですか。頑張ってもいないのに、なんであんなに誇らしげに喜べるのかな。現地まで行ってする人たちの声援に、選手たちは『頑張ろう』と思うけど、家からSNSで『パワー送ります』って言ってる人たちは、何言ってんだろうって思う」
そして話題は「恋人に対する接し方」へと移行する。あのは言った。
「彼氏には『ワン』に付き合ってくれる人じゃないとダメ」
突然の「ワン」というフレーズに、共演者たちはポカーンと口を開けるが、続けて彼女はこう説明したのだ。
「彼氏に『おいで』とか言われると嬉しい、という女の子は多い。(私が)『おいで』と言ったら『ワン!』と来る人がいい。でも外へ出た瞬間から人と人になるので『ワン!』はやめてほしい。『ワン!』をわきまえる人がいい」
恋人の条件はかなりマニアックだ。頭を抱える上田がここで言い放つ。
「うん。おー、やっぱイカれてんじゃん!」
今のところ、あのちゃんワールドに勝てるタレントはなかなか現れない。
(魚住新司)