11月8日公開の安藤サクラ主演映画「0.5ミリ」。監督は姉の安藤桃子で、父の奥田瑛二がエグゼクティブプロデューサー、母の安藤和津がフードスタイリストを務めるなど、「奥田家総出の制作」と話題になった。
「これだけ“何か”を作れる芸能一家も珍しいですよ。それに、サクラさんの義父母である柄本明さん、角替和枝さんも出演してますからね。本当に『家族総出』です。しかも、それぞれが各分野で活躍し、才能を認め合っていますし、特にサクラさんは2013年に映画『かぞくのくに』の演技により『キネマ旬報』主演女優賞、助演女優賞をダブル受賞した期待の若手女優。曽祖父は犬養毅元首相で、姉と共に幼い頃から学習院で学んだという経歴を持ち、高い演技力と独特な世界観で、映画監督が起用したい女優NO1の呼び声も高い稀有な存在です」(映画関係者)
そんな安藤サクラは、10年程前、奥田家に「オレオレ詐欺」の電話があった時に、両親が不在で彼女が出たことがあったという。
「当時、海外にいた姉の桃子さんの名前でかかってきたそうです。サクラさんはすぐに桃子さんではないとわかったものの、どこから番号を得たか探るため、母のフリをしてわざと『お父さん、今日、奥田瑛二と共演してるのよ』と言ったんだそうです。すると相手は『へぇ、凄いね』と答えた。そこで『学習院の名簿から流れた』と確信したんだとか。というのも、昔は学習院の初等科から大学まで在学中の全ての学生を載せた名簿が発行されていた。そこには住所と電話番号だけでなく、保護者の氏名と職業の欄もあり、奥田さんは本名の『安藤豊明』と『俳優』と書かれていました。詐欺師は俳優の家に電話したものの、まさかそれが奥田瑛二だと思わなかった。その反応で情報の出所に気付いた彼女はすぐに大学に連絡し、大学は関係者が詐欺に遭わないよう注意を呼びかけたそうです」(芸能関係者)
とっさの判断力と演技力。高校生の頃からただものではなかったようだ。