不審電話による詐欺が凶悪化している。事前にかけた電話でその家の状況を把握したうえで強盗に押し入り、2月28日には殺害事件まで起きてしまった。
そんな中、俳優の斎藤洋介が、3月5日発売の「週刊女性」で“オレオレ詐欺”に遭った実体験を告白している。
それによると昨年末の夕方、斎藤の妻の携帯電話に“次男”だという男から電話があった。非通知だったことに不信感はあったものの「失くした」と説明されたという。
金を無心する理由としては“未成年の女性を妊娠させてしまって、慰謝料を支払わなければならない”だった。始めは500万円を要求されたが、「すぐに用意できない」と告げると、最終的に100万円まで下げたという。そして、法律事務所の関係者を名乗る男と指定場所で待ち合わせをし、お金を渡してしまったそうだ。
実は、斎藤がオレオレ詐欺に遭うのは2度目(1度目は未遂)だということも明かした。
詐欺に詳しいジャーナリストは「固定電話は、常に留守番状態にし、携帯やスマホは、非通知や登録されていない番号には出ないことを強く勧める」という。
「もし、重要な電話なら、必ずメッセージを残すでしょうから折り返せばいいんです。詐欺電話には“相手と話さないこと”つまり、電話に出ないことが一番なんです。また、1度でも被害に遭った家は、名簿となって詐欺グループに出回ってしまいます。その場合、詳しい家族の情報を把握しているケースが多く、そのためダマシの手口はより巧妙になるので、注意が必要です」(前出・ジャーナリスト)
過去には、詐欺被害金を取り返すという名目で詐欺を行うという手口もあった。知らない相手からの電話にはすぐに応答しないことが肝要のようだ。