わずか1年での「古巣」復帰だ。西武ライオンズの内海哲也ファーム投手コーチが、阿部慎之助監督が就任した巨人に請われる形で退団し、巨人投手コーチとして指導者人生を再スタートさせるという。現役時代、阿部監督とは最優秀バッテリー賞を受賞した関係で、今季リーグ5位に沈んだ防御率の立て直しが急務となる。
巨人OBで野球解説者の高橋尚成氏は10月12日のYouTubeチャンネル〈髙橋尚成のHISAちゃん〉動画で、こう語っている。
「期待しかないですよね。ジャイアンツであれだけの功績を挙げた人ですし、もちろん仲の良い後輩なんでね。阿部新監督とバッテリーでいい信頼関係もあったでしょうから。内海も明るいですから、沈んでる選手なんかをうまく持ち上げて、前を向いていくような状況も作れるでしょう」
実は高橋氏は昨年12月24日、西武のコーチに就任したばかりの内海コーチをYouTubeチャンネルに招き、とある予言をしていた。
「早ければ2年でジャイアンツのユニフォーム着てる気がする」
これには内海コーチも「早っ、再来年か」と苦笑していたのだが、2年どころか1年での「予言的中」が濃厚な状況なのである。
巨人は原辰徳前監督の辞任に伴い、大久保博元打撃チーフコーチ、阿波野秀幸投手チーフコーチ、元木大介作戦兼内野守備コーチなど、原前監督に請われて就任した首脳陣が続々と退団。実は内海コーチは引退時にも巨人からコーチ就任依頼を受けていたというが、もしOKしていれば今頃、退団していたのは阿波野コーチではなく…。
(所ひで/ユーチューブライター)