まさかの「当て逃げ」で芸能活動自粛を発表した、FUKIWARA・藤本敏史。渋谷区内の交差点を運転中に別の車両との接触事故を起こしたものの、その場から去ってしまった。すでに被害者に直接謝罪したという藤本だが、全く予期しなかった売れっ子芸人の行状に大慌てなのが、テレビ各局だ。
10月12日の「プレバト!!」(TBS系)では「この放送は9月8日に収録しました」とのテロップを出して、藤本の出演場面をそのまま放送。その他の番組では、出演シーンのカットを含めた協議が行われているという。テレビ関係者は、同じく芸人による過去の同様の事件を念頭に、次のように話すのだ。
「2016年12月に当て逃げ事故を起こしたNON STYLE・井上裕介は、不起訴処分が確定した翌3月までの謹慎となりました。藤本の事故についてはまだ詳細が明らかになっていないものの、悪質性がないと警察の捜査で判断されれば、井上と同様に3カ月程度で現場に復帰するのではないでしょうか」
最低でも年内いっぱいの自粛を強いられそうな藤本について、このテレビ関係者は、
「レギュラー番組こそありませんが、絶妙なタイミングで『ガヤ』を入れられる藤本の存在は、バラエティー番組の現場で重宝されている。活動自粛が判明してから、スタッフ会議では『どの芸人を代わりに使うか』の話題でもちきりです」
では誰が「空いたガヤ枠」に収まるのか。
「能力的に最も適任なのは、見取り図の盛山晋太郎。しかし彼はすでに、スケジュールがパンパンに詰まっている。そこでポスト藤本の最有力と目されているのが、ミキの2人です。ちょうど劇場の仕事に専念すべくテレビ出演を減らしていたところで、予定が入れやすいんです。松本人志も『ミキはガヤが上手い』と高く評価している。藤本の復帰後も『フジモン枠』を奪取したままの可能性はありますよ」(バラエティー番組スタッフ)
お笑い界の勢力図が大きく変わるかもしれない。
(山倉卓)