TBSアナウンサーによるYouTubeチャンネル「アナウンサーのゆるちゃん/たりかしCh.」が、10月31日を最後に配信を休止している。
同局の総合編成本部アナウンスセンター公認のもと、山本匠晃アナ、山本里菜アナ、近藤夏子アナ、齋藤慎太郎アナによって2021年12月に開設された同チャンネル。4人のメンバーのほか、若林有子アナや篠原梨菜アナ、佐々木舞音アナら同局の人気アナが、様々な企画にチャレンジしてきた。
最終日に配信された動画「アナウンサーのゆるちゃんは活動を休止します。」では、開設メンバーが久しぶりに集結。山本匠晃アナが、
「一旦といいますか、ゆるちゃん活動休止ということになりまして、みなさん応援、そしてたくさんのメッセージとコメント、ありがとうございました」
そうアナウンスすると、同チャンネルでのこれまでの名場面を振り返った。
コメント欄には突然の休止を惜しむ声が寄せられているが、気になるのがその理由だ。TBS関係者が語る。
「この日をもって山本里菜アナが退社し、11月からセントフォース所属のフリーアナとなったことから、チャンネルの休止と彼女が抜けることを結びつける見方が散見されます。しかし実際のところ、ほとんど関係ないんです」
最大の要因は「伸び悩み」だといい、
「人気女子アナが総出演することで、開設当初は『1年で30万登録は目指せる』との目論見だったのですが、結局、2年弱でチャンネル登録者数は7万人。視聴回数も山本里菜アナによる『着替え動画』の52万回が最高で、100万再生回を超えた動画は1本もありません。滝行ロケや『大蛇とたわむれる』といった手の込んだ企画をしても大して伸びず、1万再生回を割った動画も少なくなかった。費用対効果の面から『局の宣伝としてもワリが悪い』との意見に押された結果の休止です。あえて結び付けるなら、彼女が独立するおかげで止めるきっかけができた、ということぐらいでしょう」(前出・TBS関係者)
YouTube運営の厳しさを思い知らされる結果となった。
(川瀬大輔)