夫の堺雅人は熱演すればするほど、視聴率が上がるのに…。
菅野美穂の主演ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(テレビ朝日系)が、女性視聴者から総スカンを食らっている。テレビ関係者が言う。
「テレビ朝日の木曜21時ドラマ枠はこれまで、米倉涼子の『ドクターX』や天海祐希の『緊急取調室』を生んだドル箱枠です。ところが女性コミックが原作の『ゆりあ先生の赤い糸』はこの勢いでいくと、同枠の視聴率ワースト新記録を更新しそうです。こんなドラマ、子供と一緒に見られないと、酷評されています」
視聴率は6%あまりで、ネット視聴でもドラマランキング22位と撃沈している。その理由は、ストーリーの気持ち悪さだという。
主人公の夫がくも膜下出血で意識不明の寝たきり状態になったのを機に、20歳以上も年の離れた美青年の愛人と、シングルマザーの愛人の存在が次々と発覚。それでも主人公は愛人2人を養いながら、夫が目を覚ます日が来るまで介護を続ける、というのだが…。前出のテレビ関係者は苦笑しきりで、
「経済的に自立している50歳の女性が、夫の愛人2人を養いながら献身的な介護なんて、するわけないでしょう。すぐ離婚するに決まってるじゃないですか。まるで1人の男を教祖と崇めた愛人たちが集団生活を送るような、カルト教団的ドラマです。しかもキャスティングと台本も、最悪のミスマッチ」
姑役の三田佳子は主人公の家に押しかけてきた父親不明の幼児を「孫は諦めていたのに」「子供に罪はない」と必死に庇う。さらに2人の愛人がいた夫役の田中哲司は仲間由紀恵と結婚後、不倫スキャンダルを起こした。極め付きは菅野で、愛人2人との共同生活でヒステリーを起こし、模造刀を振り回して夫の名前「ゴロー」を連呼。その姿が、
「元SMAPの稲垣吾郎と交際していた当時の菅野と重なってしまう」
と前出のテレビ関係者は言うのだ。
「稲垣は親友『ヒロくん』と奇妙な半同居生活を送っています。夫の愛人である同性愛者の美青年相手に『どっちがゴローちゃんを愛しているのか』と罵り合う修羅場は、堺との幸せな結婚生活が霞む。菅野と事務所がなぜこの仕事を引き受けたのか、理解できません」
視聴率はドン底で、出演者の黒歴史まで蒸し返されるなんて。役者稼業もツライよ。