SNSなどで夫婦公認のセカンドパートナーがいると明かした、YouTuberのあやなんが波紋を広げている。あやなんの夫であるYouTuberのしばゆーは心身のバランスを崩し、現在は活動を休止中だ。今回の騒動で一気に広まったセカンドパートナーとは、そもそも何なのか。夫以外にパートナーがいるという30代の女性に話を聞いた。
「2年ほど前から夫以外の男性とデートをしています。セカンドパートナーという意識はなく、婚外恋愛と捉えています。家庭の愚痴や夫への不満って、友人には相談しづらいんですよね。周囲から私の家庭は『理想的な夫婦』と思われているんですよ。夫はモラハラ気味で、姑から常に監視されている状態。こういうことって友人には相談できないので、セカンドパートナーに相談したり、癒やしてもらっているんです」
セカンドパートナーの相手も既婚者で、肉体関係はなく、プラトニックだと話す。だが、いくら肉体関係がないとはいえ、婚外恋愛には変わりない。不倫との違いは何なのか。この女性が続ける。
「お互いに相手の家庭を壊すつもりがない、離婚する気がない、ということですかね。本命はパートナーで、セカンドパートナーはあくまでも一時的な関係だと、私の中で認識しています。でも、さすがにあやなんさんのように、夫公認にするのは難しいのでは。公認ということで周囲の理解を得ようとしてるのかもしれませんが、私にしてみれば、価値観の違いを押し付けているように見える。理解されにくいことは、人に言うべきではないと思います」
夫婦の愛の形も、多様性の時代なのか。どちらにせよ、セカンドパートナーという関係が広く理解されるようになるには、まだまだ時間を要するだろう。
(結城りさ)