元「禁断ボーイズ」の「モーリー」こと森衡平容疑者が2月13日、売防法違反の疑いで逮捕された。「禁断ボーイズ」は15年に活動を開始した4人組YouTuber。21年にリーダーとメンバーの2人が引退と活動休止を発表した後、同容疑者と残ったメンバーの2人体制で活動を続けていた。22年3月に外部から新リーダーを迎えて4人で再起を図るも、昨年8月に解散している。
報道によれば、容疑者を含む男女5人が、マッチングアプリを利用して性行為の相手を斡旋していたというが、
「昨年9月から今年1月にかけて、名古屋市内の路上などでマッチングアプリで男性客を募り、女性と引き合わせていた。警察はこのグループが約2年9カ月で1億7000万円ほどを売り上げていたとみて、調べています」(社会部記者)
コロナ禍になって3年、職を失った女性達がパパ活市場に大量参入したことで、パパ活の相場は大暴落した。一方で、SNSやマッチングアプリによるパパ活事件が増加したことで、未成年のパパ活を助長する恐れにつながると、メディアは報道に自主規制をかけていた。そのため、相場を知らない新規パパ活女子が参入しても、思うように稼げずにいたのである。
そこで出てきたのが、SNSに溢れる「キラキラパパ活女子」の存在だ。それを狙って「食事だけで諭吉10」などと札束やブランド物の写真を投稿しているが、正体は今回逮捕されたグループ同様、個人的にパパを紹介する斡旋業者や、法律違反の援デリ業者であることが多い
援デリ業者とは、援助交際やパパ活に見せかけて客をとるデリバリー業者。SNSでパパ活希望の女性を募り、打ち子と呼ばれる人物が女性のフリをして書き込み、相手を探す。今回の事件では、森容疑者が女性になりすましてメッセージを送信する役割だったようで、打ち子とみられる可能性が高い。
現在、YouTuber業界は「オワコン化」に向かっており、有名YouTuberでも収入は全盛期の10分の1程度に落ち込んだといわれている。収入が激減した「元YouTuber」の肩書がこうした事件に関与することが稀ではなくなる…そんな時代に変わってきているのかもしれない。