エンタメ

テリー伊藤 対談 今陽子(4) 「恋の季節」は宝物ですよね

テリー 深い恋愛って、どっちから別れを言いだすことが多いんですか。
今 私は残念ながら、いちばん愛した2人が病気で亡くなってるんです。それがちょっとトラウマになってて。
テリー 看取ったの?
今 看取ったというか、もうある程度別れたあとですけど、何か不思議って言うと変ですけど、2人とも亡くなる前に電話がかかってきてるんです。そういうことを暗く考えちゃいけないんだけど。
テリー 何でその人たちと別れちゃったの?
今 これは今だから言えますけど、不倫だったので。
テリー 2人とも?
今 はい。やっぱり20代、30代って、どうしても憧れる男性が妻子持ちになっちゃうじゃないですか・・・・。
テリー 妻子持ちのほうが落ち着いてるしね。
今 もちろん今になるとホントにいけないと思うし、もし私が奥さんの立場だったら凄く嫌なんだけど、若い時はそんなことわからないので。
テリー それで悲しい結末に。
今 そうなんです。今でもつらいのは、亡くなった時に公にお葬式に行けない、お墓に行けない。
テリー お葬式に行けなかった?
今 はい。いちおう常識で、ルールに反するだろうと思いましたね。
テリー 向こうの奥さんは今さんのことを知ってたの?
今 奥さんが知ってたかどうかはわからないですけど、周りに何人か知ってる人がいました。
テリー なるほど。ところで、新しいアルバム「Love Seasons~恋の季節たち~」を聞かせてもらいました。これはジャズ?
今 完全にジャズですね。私は10代からジャズ大好きなんですよ。「恋の季節」が爆発的にヒットしたので、これは当然、宿命としてずっと背負っていかなきゃいけないんですけど。
テリー 宿命というか宝物だよね。
今 はい、宝物なんですけど、この5年くらいはずっとジャズのライブをやってきて、その中からピックアップしたのがこの12曲で。
テリー 優雅ですよね。
今 今、日本の音楽って若い人に牛耳られてますけど、私たちの世代って凄く人口多いじゃないですか。そういう世代に大人の音楽を、優雅にお酒でも飲みながら楽しんでもらいたいと思って。
テリー もう、そのとおり。
今 それに、芸能界を45年生きてきて、今は何を話しても生意気にならないじゃないですか。だから、今は歌よりもトークのほうがウケてる感じなんですよね。それにこの間の45周年記念ライブでは、ピンキーとキラーズ時代の映像を自分とスタッフで編集してDVDを作って流したら、またバカウケで。
テリー 凄いね。
今 最後にピンキーとキラーズの例の格好で、「こ~いは~」って歌いながら出て行ったら、もうドヒャーッてお客さんが沸いて、みんな泣いてました。自分の願ってたアルバムも出せて、幸せで、これからどうなるんだろうって怖いですね。
テリー いやいや、これからですよ。
今 この間も被災地に行って、「見上げてごらん夜の星を」とか「上を向いて歩こう」とかを心を込めて歌ったら、皆さんが涙を流して私を拝んでるんですよ。ステージを降りて行ったら、力いっぱい手を握ってくれて、「ありがとう」って言われて、これからは自分のためだけじゃなくて、そういう人のために歌わなきゃって、凄い思いました。

テリーからひと言

凄く元気ですね。日本は女性の時代だと再認識しました。「ピンキーばあさん」と言われるまで頑張ってください。
 

カテゴリー: エンタメ   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」