サッカー元日本代表の本田圭佑が「現役続行」宣言した。
G大阪の橋本英郎の引退試合(12月16日・吹田スタジアム)で久々の国内でのプレーで先発し、45分の出場で1ゴール。主役でこそなかったがその人気は健在だった。そこで「移籍先はなんでもいいというわけではない。1シーズンプレーすることはあまり考えていない」と、自分自身が「選り好み」をしてクラブを選択していることを明かしたのだ。
ただ、そこでは「意味のわからん指導者の下で、意味のわからん戦術でね。1年間やるかっていっても、別にそんな金もいらんし」と、Jリーグへのあてつけのようなコメントもあった。
本田は2021年11月にリトアニアのスドゥバを退団して現在はフリー。37歳になった。引退は明言していないが、問題は昨年10月に行った膝の回復具合で、今年初めには「膝がいうことを聞かない。もう選手としては成り上がらない。指導者の方に比重は向いている」としている
その膝の手術は、本田にとって25歳のCSKAモスクワ時代の半月板損傷に次いで二度目のこと。
「今の本田はJ1でプレーするだけのチカラはありません。同じく膝の故障に悩まされて今季限りで引退した小野伸二はJ2琉球でもプレーしましたが、そんな気持ちは本田にはサラサラありません」(サッカー担当記者)
本田は「ボールを蹴る回数は減らしてるけど、トレーニングの量は減らしていない。来年の冬明けにはどこかのクラブでといういくつかの候補は絞っている」と、24年が現役ラストイヤーであることを示唆ししている。そこで有力候補としてあがっているのが、アフリカリーグだ。
「本田はこれまでのキャリアに加えアフリカ大陸でプレーすれば、サッカーで全大陸制覇した異例のプレーヤーになる。これはメッシやクリスティアーノ・ロナウドも実現していないことで、そんなところに価値を見出すのが彼らしいところです」(前出・サッカー担当記者)
強豪ACミランで10番をつけてプレーするなど、これまで大抵のことは有言実行してきた本田にとって、来年が現役最後のチャレンジの年になる。
(小田龍司)