年末恒例、NHK紅白歌合戦放映まで1カ月を切ったなか、局内は連日、上へ下への大騒ぎとなっている。なんと、いまだに目玉演出のめどが付かず、担当番組スタッフが連日、悲鳴を上げているのだ。
「今年はドンと言われた北島三郎が紅白を卒業し、ヒット曲も不作だった。何か仕掛けないと悲惨な視聴率になるのが目に見えている」(放送作家)
司会は白組が嵐、紅組が吉高由里子に決まったものの肝心の目玉演出プランは何一つ決まっていないという。当初、紅白スタッフが期待を寄せていたのが国民的大ヒット曲となった「アナと雪の女王」のテーマ曲「LET IT GO」を歌った松たか子とMay.Jの共演。ところが、松の妊娠発覚で全てがパーになってしまった。そんなNHKがここに来て一計を案じたのが毎年、紅白を彩る審査員。
「今年は、2020年に東京五輪開催が正式に決まった記念すべき年。スポーツ元年というキーワードで、この危機を乗り切ろうと考えたわけです。その結果、審査員には民放ではなかなかお目にかかれない有名スポーツ選手を審査員として招聘しようと画策。最初は“五輪スポーツ縛り”としていたが、なかなか人が集まらないためスポーツ選手というざっくりとしたものになった」(NHK関係者)
現在、NHKサイドが必死に呼びかけ内諾を得たのが、米メジャーで活躍中のダルビッシュ有投手。なんと渋チンで知られるNHKが、ダルに示した出演料は100万円以上とも言われている。
「ダルは間もなく日本に帰国する。目的は交際を発表したレスリング元日本代表・山本聖子との結婚発表だと言われています。NHKは現地特派員からこの情報をキャッチすると、他局に先駆けて出演交渉を始めたそうです」(テレビ関係者)
その他にも、NHKはサッカー日本代表のアギーレ監督やプロテニスの錦織圭選手にも白羽の矢を立てているという。
「とにかくNHKは視聴率を取りたい。そのためなら紅白歌合戦で審査員が目立っても関係ない。視聴率が取れれば全てが許されますから。ダルの婚約もネタにするでしょう」(芸能プロ関係者)
紅白歌合戦の目玉演出が審査員とはなんとも物悲しいが、聞いたこともない“人気歌手”たちの歌を聴かされるよりはマシか…。