スポーツ

巨人・阿部慎之助監督が唱える大城と岸田で「捕手併用」の落とし穴

 巨人の阿部慎之助監督が、来季は「守り勝つ野球」を目指すという。

 阿部監督は元旦放送の「ラジオ日本新春スポーツスペシャル 阿部慎之助新監督・2024ABEトーク」(2024年1月1日放送)の番組収録の中で、元巨人で野球評論家の清水隆行氏からどのような野球を目指すか問われると、「攻めよりは守り」と即答。扇の要となる捕手については「大城(卓三)でいってほしいですけど、岸田(行倫)もすごく計算できそうなのが確認できたので。うまく併用していければ」と構想を明かしているという。

 ただ、この発言に巨人ファンが大反発している。SNSでは《いや、大城を正捕手に据えろよ》という声が上がっているようだが…。

 スポーツライターが語る。

「そもそも阿部監督は就任以来、坂本勇人、岡本和真、門脇誠以外はレギュラーは決まっていないと明言しており、つまりは大城も正捕手としては認められていないということ。大城は今季134試合に出場し打率2割8分1厘、本塁打16本、打点55をマークする大活躍でしたが、契約更改では球団から複数年契約の提示はありませんでした。大城の東海大相模高の先輩にあたる原辰徳氏も監督を退任していることから、このままでは来年、本気でFA宣言するかもしれませんね」

 捕手の固定・併用についてはプロ野球OBの中でも見解が分かれるが、阿部監督自身は固定されたことで大成した身でもある。

「岸田の覚醒を促す意味での発信なのかもしれませんが、ようやく育ってきた大城に逃げられては本末転倒。最近の巨人では2018年、大城と小林誠司、宇佐美真吾と投手によってコロコロと捕手を変え、最後まで投手陣の方程式が成り立たずリーグ3位に終わっている。阿部監督には自分が現役時代に経験した捕手固定のよさも十分に活かして欲しいものです」(前出・スポーツライター)

 新監督の力量が試される捕手起用となりそうだ。

(ケン高田)

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