1月8日に放送がスタートした永野芽郁主演のフジテレビの月9枠ドラマ「君が心をくれたから」(フジテレビ系)だが、初回平均視聴率は世帯7.2%(関東地区 ビデオリサーチ調べ)と二ケタどころかまさかの8%切りとなった。
同ドラマは主人公・逢原雨(永野)が、事故に遭った朝野太陽(山田裕貴)のために自分の「心」を差し出すというファンタジーラブストーリー。第1話では2人の出会いや次第に心を惹かれ合っていく様子が描かれた。後半では太陽が交通事故で瀕死の重傷を負い、そこに「あの世からの案内人」を名乗る男・日下(斎藤工)が現れるというストーリーが繰り広げられた。
SNS上には一部視聴者から感情移入しすぎて号泣したという感想も寄せられているようだが、テレビ誌ライターが語る。
「今や若者世代の一番人気といってもいい永野が主演するとあって放送前からかなりの期待が高まっていましたが、フタを開けてみればあまりにもファンタジー要素が盛りだくさんでゲンナリする視聴者が続出しています。若者世代でこれですから、中高年世代の視聴者はもはやチャンネルを合わせる気も起きないのではないでしょうか」
フジテレビは昨年、10月の月9「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」が全話平均世帯視聴率5.3%で大爆死。7月期の森七菜主演「真夏のシンデレラ」も5.7%と、2クール連続で月9最低視聴率を更新しており、「このままではさらなる記録更新の3連敗もあるでしょうね」(前出・テレビ誌ライター)という。
週の始まりの月曜日から暗い展開を押しつけられては、視聴者が早々と離脱するのは当然ということか。
(ケン高田)